志摩スペイン村パルケエスパーニャ「氷の城」
2002年
夏休みに間に合わせるため、零下30度の冷凍庫の中で終日奮闘いたしました。工期は2002年7月12日から7月18日、55cm×27cm×100cm:135kg角氷
220本総重量およそ30トン、55cm×12cm×50cm:スペインの赤いバラの氷中花
およそ90枚を使用して施工いたしました。
企画立案、元請け会社は、株式会社ドリームスタジオ
氷彫刻の施工は名古屋ケービングクラブ、赤いバラの氷中花の制作は株式会社名東製氷に依頼いたしました。
こちらが「氷の城」正面入り口 土曜、日曜、夏休み期間はご覧の通り、別途入場料が必要でしたが 夜間でも行列が出来るほど賑わっておりました。 スタンプを押してもらうと、(当初はシールを貼ってもらうと)何度でも入場できたので、夏場は涼を求めに大勢が詰めかけました。 |
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通路の両側には、スペイン村の可愛いキャラクターたちが、雪の妖精となって、出迎えてくれます。 |
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2体の大きな雪だるまが案内してくれるのは、スペインの赤いバラの回廊です。 高さ2m50cmの氷の壁に囲まれ、総延長14m余り。バラの氷中花90枚余りが使われております。 |
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回廊の突き当たり壁面は、全面をバラの氷中花で埋め尽くされ、左に折れると、中央に「氷の城」が見えてきます。 |
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幅2m、奥行き2m、高さ2m(飾り部分を入れると2m50cm弱)。 間口1mのアーチ型の入り口が、四方に設けられ、自由にくぐり抜けることができます。 手前に丸テーブルと、5脚の椅子が見えます。 |
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幅2m、奥行き2m、高さ2m、間口1m。 アーチ型の入り口をくぐると、 片面がバラの氷中花で彩られております。 |
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幅1m50cm、奥行き1m、高さ1m。 暖炉には氷の薪がくべられ、 壁面にはドンキホーテとダルシネアの額が飾られております。 |
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隣は二人の寝室です。 ベッド内部の蛍光灯が幻想的な明かりを浮かび上がらせ、 何組のカップルが氷のベッドに横たわったでしょう。 枕元にはドンキホーテから贈られた、ルビーの指輪が埋め込まれていました。 |
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2003年
春休みを控え、補強をかねて迷路風にリニューアルいたしました。基本工事は2003年2月4日、55cm×27cm×100cm:135kg角氷
51本総重量およそ7トンを使用して施工いたしました。
前年度まで通路の縁は、固められた雪のスロープになっておりましたが、 雪の小径の両側に、高さ70cmほどの柵を設けました。 柵は当初、高さは1mに施工いたしましたが、 お子様の目線を配慮して手直しいたしました。 |
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周囲を氷壁に囲まれ、氷のラビリンスの風情を呈しています。 厳重に氷の城壁に守られた「氷の城」は、 自由に出入りでき、触れることもできます。 |
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内部で縦に光っているのは、冷凍庫仕様の蛍光灯です。 天井部の照明は白熱灯を使い、氷壁面内部にはこの蛍光灯が使用されました。 幻想的に白く浮かび上がった、寝室のベットもこの蛍光灯の演出です。 |
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ドンキホーテとダルシネアの氷彫刻が見えます。 悪戯する人が続出し、残念ながら、今回から手が触れられないように、 二重の柵が設けられました。 |
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